墓石用地震ゲル「泰震」は、数々の記憶に残る震災を経験した地震大国「日本」において、地震の振動を抑え 震度7クラスの揺れから墓石の倒壊を防ぐために開発された墓石用免震ゲルです。
ポリウレタン製ゲルの従来品とは異なり、-60~150℃の温度範囲で特性の変化が少なく、夏の炎天下や冬の風雪にも耐えうるシリコーンゲルを採用。
シリコーンエストラマー内部に封入された墓石免震プレート「ダブルクッションプレート」は、適度な荷重で変形し、墓石を探偵して受け止め、振動を分散して吸収することで墓石を守ります。
他社類似品には数年で加水分解を起こし溶解してしまう可能性が高い材質の商品もございます。墓石用地震ゲル「泰震」はその確かな性能と信頼を守るため3つの特許を取得しております。
地震対策の機能には、揺れに耐える「耐震」、揺れを吸収する「制震」、揺れを伝えない「免震」があります。
「泰震」は地震の揺れを吸収して揺れが伝わりにくくする「免震」ゲルです。お墓の石と石の間に施工することで効果を発揮しますので、ゲルを敷くスペースが確保できる墓石であれば問題なく施工できます。墓石に芯棒を入れるなど従来型施工の大がかりな加工が不要なため、既存のお墓にも後から免震機能を追加することができるなど、低コスト・高パフォーマンスの今一番注目されている技術です。
阪神・淡路大震災、新潟沖中越地震を忠実に再現した、震度7クラスの揺れの種類が異なる耐震実験と、更に揺れを165%の増幅した実験にもクリアしました。
「阪神・淡路大震災」と「新潟県中越地震」のJMA地震波形を使用しテストを行いました。
阪神・淡路大震災は、一般的にキラーパルスと言われる周波数帯で、ビルや家屋が倒壊しやすい大きな揺れが発生するタイプの地震。
対して新潟県中越地震は、小刻みな揺れで微振動するタイプの地震となります。 これら震度7クラスの異なるタイプの揺れに対して検証実験を行いました。
実験には3基の石塔を持ち込み、延べ40回の振動テストを行いました。 特に大型となります地上納骨型は総高さ2.7mあり、過去にここまで高さのある石塔で実験を行った例はありません。
まず、竿石10寸のみの墓石セットで基礎データ採取のテストを行い、両地震波形120%をクリア。
次に竿石10寸 蓮華布団付き墓石セットで「一般的なお墓」を想定したテストを行い、両地震波形120%をクリア。
最後に地上納骨型の「大型墓石」を想定したテストを行い、両地震波形120%をクリアしました。 さらに地上納骨型で阪神・淡路大震災の地震波形を大きく「165%」上まわる振動実験を行い、クリアしました。
振動実験を行った際に、石塔各部に計測器を取付け、石塔への影響を及ぼす様々なデータを採取し分析を行いました。 加速度・変位量・変形量など、実験により集められた数多くの科学的なデータに基づき商品開発を行っております。