はじめて新美さんとお会いしたのは2000年の8月でした。
当時は主人も元気でしたので、「そのうちにお墓でも」と思いゆっくりと構えていたことを覚えております。
新美さんと初めてお会いした当時は、お墓は直ぐに必要でないものと漠然と考えておりましたが、どこかのお出かけついでに小さな民間霊園に立ち寄って「これじゃあ小さすぎるね」などと主人と意見を交わしたりしておりました。
実はその頃一番気になっておりましたのが川崎市営緑ヶ丘霊園です。津田山駅からすぐと自宅からも近く地元の縁ある霊園ですので、あそこにお墓を持つことはできるのだろうかなどと漠然と考え始めておりました。
その当時は市営霊園などの公営墓地を紹介してくれる石屋さんはいない中、美郷石材の新美さんだけは川崎市営緑ヶ丘霊園の紹介を詳しく説明してくれました。
そんな御縁も有り2004年(平成16年)に初めて緑ヶ丘霊園のお申し込みをお願いし、それから公募のある年は毎年お申し込みしていたのですが、流石に人気の公営墓地は倍率も高く、なかなか当選しません。 その間、同じ川崎市営霊園の早野聖地霊園の検討もしてみたりいろいろ考えましたが、しかし、10年にわたり落選を繰り返しておりました。
そして平成25年8月に主人が他界し、それまでは生前区分にお申し込みをしておりましたが、今後は有骨区分でのお申し込みとなり、少し当選確率が上がる区分で申し込みましたが、それでも狭き門で2年にわたり落選してしまいました。
そして平成27年1月に正式な落選のお知らせを聞いてから、ふと美郷石材さんに頂いていたパンフレットに掲載されている春秋苑と川崎清風霊園、新ゆり展望の丘墓苑を見てみようかと思いたち、見学してみました。
その時は軽い気持ちで見てみようかと思いましたが、それらの霊園を見るうちに、想像していたお墓とは違い、最近の霊園の清潔さに感心致しました。
中でもこじんまりとした霊園が多いなかで、絶対に手を出せないと思っていた高級霊園で名の通る春秋苑を見て、あらためてそのスケールの大きさや設備に感動するとともに、 現代風のこじんまりとした区画も売り出しをされていたので、これなら問題なく求められると思いましたが、 お墓などは後から後からなんだかんだと別途予算がかかってくるものです。
それからすぐに美郷石材さんに再度、送迎見学と購入後の方法にかかる価格なども含めてご説明いただいたところ、 想像していた額よりもかからないことが分かりましたので、そこから子どもや親戚やにも相談しトントン拍子で春秋苑にお墓を持つことが出来ました。
平成27年に霊園の送迎見学をお願いした頃には、新美さんだけでなくとてもやさしい金子さんも担当としてお二人でいつでも対応していただけるスタンスにしていいただき、とても心強く感じておりました。
我が家のお墓探しは、主人とはじめた頃から考えると10年以上と長くかかりましたが、お陰様で私が一人車を運転してお参りに行ける、憧れの春秋苑にお墓を持つことが出来ました。主人は、春秋苑にお墓を建てたというと天国でびっくりしていたかもしれませんが、無理なく良い場所でお墓参りができるようになったことをありがたく思っております。
埋葬式には新美さんにも立ち会ったいただきありがとございました。
今後とも末永くよろしくお願い致します。