昨年秋、関西から東京へ出てきて52年間千葉に住んだ父が亡くなりました。
父が大阪の霊園に購入したお墓は祖母が気に入っていたと聞いており、父は祖父と祖母が眠るお墓に自分も入るつもりだったと思われます。
自分と弟もそのようにするつもりだったのですが、二人とも住まいは東京で、お墓参りに大阪まで行くのは大変だし、20数年後、自分たちも足腰が弱ってくれば行くこともままならなくなると考え、葬儀が終わってひと月、想定外の急展開で東京にもお墓を持ったらどうかということになりました。
祖父母や父の意向には反するかもしれませんが、子孫がお参りできてこそお墓の意味があるだろうと思ったのです。
兄弟二人とも東京西郊に住んでいますので、多摩地域の霊園をいくつかホームページで調べているうちに、美郷石材さんで多くの霊園の案内をしておられることがわかり、秋の日の午後、山口さんに霊園をいくつか案内していただきました。
案内していただく道すがら、山口さんからお墓のデザインの特徴、石の特性などについて講義していただき、山口さんの柔らかいお人柄に助けられて、こちらからもいろいろ質問させていただきました。
案内されている間に、自分たちがお墓に求める条件として、現在車を運転していないので「駅から近いこと」、また足腰が弱っても行けるよう「お墓までに坂道や階段がないこと」が大事であることがはっきりしてきました。
サンメモリアル東京は、当初考えていたところではなく、山口さんから「そういうご希望ならこちらはいかがでしょうか」ということで、当日急遽案内していただいたのですが、緑に囲まれて気持ちが安らぎ、かつその環境が将来的にも維持される可能性が高いと考えられることから、お墓を購入することに決めました。
先日、開眼法要・納骨法要を無事済ませました。
これから毎年、お参りに行きやすいところにお墓を造ってよかったと思っています。