榊(さかき)とは?
榊(さかき)とは
ツバキ科の常緑樹で、神道で神棚や墓前に供える植物のこと。
もともと国内の神事と密接にかかわっていた植物で、古来から神様のよりしろとして使用されてきたもの。
神道では玉串奉奠(たまぐしほうてん)などに使用される。玉串奉奠とは、榊の枝葉を使った儀式の一つで墓前法要でも行われる儀式。
現在国内に流通している榊の約9割は輸入物で、国内の主要な産地としては鹿児島・和歌山・静岡・高知など。
※最近は新たな榊の産地として、東京の青梅市にもスポットが当たっているようです。
ご葬儀などで玉串奉奠を行う場合の作法は、右手で榊の枝の方を左手で葉の方をもち、玉串案(机のこと)に3歩進んで神前に一礼。
さらに一歩前進し、時計回りに葉っぱが前(神前)に向くように回してください。
その後左右の手を持ち替え(葉の方を右手、枝の方を左手)、
自分に葉っぱが向くように時計回りで回します。
そうして榊を机に置き、1歩下がって2礼2拍手1礼(2度礼、2回拍手を打ち、さらに1度礼)。
ここまでが一連の儀式となります。
ちなみに神道はお墓の形も仏教様式とは異なり、トキン型という先の尖ったお墓になります。
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