唐櫃(かろーと)とは?
唐櫃(かろーと・カロート)
お墓で、ご遺骨(骨壷)を納める納骨室部分のこと。
大きく分けると納骨室が地面(GLライン)より上にある【地上型】と、地面(GLライン)より下にある【地中型】に分けられる。
洋式の芝生墓地などには地中型が用いられる事が多い。
和型でも、数多くの骨壷を埋葬できるようにした2段カロートもあるが、現代では水はけの理由から避けられることも多い。
近年ではスペースを有効活用した【半地下カロート】と呼ばれるタイプもございます。
カロートをすべて石材で組み立てる石棺カロートが人気です。
※参考:弊社では、カロート内部の床部分をすべてコンクリートや石材で埋めてしまうのではなく、手前に土の部分を残して、仏様がお土にお戻り頂ける事ができるスペースを残しておく手法をお勧めいたしております。
この手法で、半永久的に皆様でお墓を使用頂けます。
■埋葬可能な骨壷数(まいそうかのうなこつつぼすう)
納骨棺(カロート)に埋葬可能な骨壷の数は、墓地区画のタイプや骨壷のサイズなどにもよりますが、一般墓地区画であれば0.4uで約1〜2体。
1uで約3〜4体。
1.2u以上なら約6体〜の骨壷を埋葬できることが多いです。
また、これより平米数が大きくなったり、カロート(骨壷を納める部分)が上下2段式になると、さらに多くの骨壷が収容可能。
芝区画やガーデン区画ではカロートの大きさが一般区画よりやや狭い場合があるので、前述の収容可能数よりも減る場合もございます。
骨壷の収容数は違っても、骨壷がいっぱいになれば定員というものではなく、大きさにかかわらず使用できるようになっております。
ちなみに、永代供養墓への埋葬の場合は、あらかじめ納められる骨壷数が決まっているため、規定人数以上の納骨はできない場合が多いです。
また、樹木葬や合祀墓に直接埋葬する場合は骨壷に入れずに、布袋やそのまま直接所定の位置に散骨されるため、骨壷を使用しないのが一般的と言えます。
●同義語:納骨棺
類義語:納骨室
●関連語:石棺カロート・二段カロート・地下カロート・拝石(はいせき)・床石・骨壷・お墓・墓石・合祀墓
●参考ページ:カロート内部もわかるお墓施工手順
・お墓の形あれこれサンプル画像
・お墓探しのための比較一覧
・お墓の耐震施工に関するよくある質問