逆修墓(ぎゃくしゅぼ・ぎゃくしゅばか)とは?
逆修墓(ぎゃくしゅぼ・ぎゃくしゅばか)
生前にお墓を建てる、戒名を授かるといった「徳」を積むことで、死後の自身の弔いとなるという意味で建てられたお墓の事。
生前にお墓を建てる(戒名を授かる)ことを良しとした考え方のひとつ。
同じ意味で、「寿陵墓(じゅりょうぼ)」とも言われるが、寿陵墓の場合は生前にお墓を建てることによって長寿を願う意味合いが強く、生前墓を良しとする考え方は同じだが、内容はそれぞれで異なる。
逆修墓を建てたことで知られる要人としては、江戸初期に世界遺産の石見銀山をはじめとした、各地の銀山・金山の開発奉行として歴史的に知られる大久保長安の「大久保石見守長安逆修墓(島根県大田市)」などがある。
※「逆修」という言葉には、仏教用語として幾つかの意味合いがありますが、この場合は生前に死後を考えて徳を積んでおくことで、良い意味の用語として使用されます。
●類義語:寿陵墓