ビシャン加工(びしゃんかこう)とは?
ビシャン加工(びしゃんかこう)
専用の工具を使い、磨いた墓石にわざと細かなデコボコをつける加工のこと。
ビシャン加工を施すと風合いが柔らかくなるため、デザインとして採用される場合と、雨や雪などで滑りやすい部分(敷石や踏面)などに、この加工を施し、滑りにくくするといった実用的な用途がある。
また、ビシャン加工をした部分をさらに細かい凹凸をつけ、より洗練された仕上がりにする、「小たたき・中たたき」という仕上げ方法も選択加工です。
直線(平面)のビシャン加工とは違い、曲線(曲面)部分のビシャン加工は非常に難しくなります。 曲線部分は均一に叩きづらいく、大きい力で多数叩いた部分は凹んでしまうため、 この部分が他の石材との接合部になる場合は、かなり神経を使いこまめに調整をしながら部材を合わせる調整工程が必要となります。
※特に磨いた墓石は雨や雪などで滑りやすくなるため、お墓の階段の踏面(足で踏む水平部分)や敷き板・踏み石(墓域内のお墓に向かうまでの通路部分)などは、ビシャン加工を行って転倒などが起こらないように対応するケースが多いです。
●同義語:ビシャン仕上げ
●関連語:墓石加工・小叩き加工・水磨き・御影石・板石・敷石・踏み石・墓石仕上・墓石彫刻・お墓参道
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